(2023.10.14)
そして面白い…
19巻ってルビーくんすごい苦しむ巻で、読み返していて苦しくなったので感想文を書くね…
●サファイアちゃんからの糾弾
「鍛えた力はなんのためったい!」
「誰かば助けたりそのための力じゃあなかとかァァ!?」
これ
本当にルビーくん、言われてキツかっただろうな…と思って胸が苦しくなる
ルビーくんが「鍛えた力を誰かを助けるために使った」過去があること、そして怖がらせてしまったことにトラウマがあること、だから美しさを追い求めてコンテストの道を歩き始めたこと…
苦しいよ
この時のルビーくんは理由を語らないというよりも、語れない状態にあったのかもと今回読み返してて思って
21巻で過去をミクリさんに語るときも「もう最後だと思ったら、つい話しすぎてしまって」と言っていて、逆に言うと最後(死ぬかもしれない)だから、ようやく語ることが出来たのかも
そして、それをサファイアちゃんが言うのも苦しい…サファイアちゃんはその過去で「誰かを守れるくらい鍛えよう」と決意してるからなおさら
サファイアちゃんにとって初恋の人(幼少ルビーくん)がきっとロールモデルというか、「ああいう風になりたい」という思いがあるから、その真逆を行こうと決意した現ルビーくんのことは受け入れられない…
この二人って同じ出来事を経験して、逆方向に進んでいったから、根本のトラウマからの思想の違いがこの辺りの話ですごく苦しい
あとルビーくんに対して「だまっとらんとなんとか言うてみいよ‼」からの「聞きとうなか‼」なので、割とどうすることもできないぜ~!になる
●サファイアちゃんへの置手紙
ルビーくんの書き文字、丸文字でカワイイ
そして一人称を書くときに、「ぼく」でも「僕」でもなく「ボク」と書くルビーくん、最高
あえてカタカナで「ボク」と書くの、メッチャ良い
これはゲーム版ダイゴさんの手紙にも言えることであります
●ブーピッグ
12体のブーピッグの急所を的確に突進して倒せるNANAスッゴ…
そして指示できるルビーくんもスッゴ…
強さを隠していること=嘘をついていたこと、になるのかどうか…はずっと気になってはいるし、強さを持つ人は使おう役立てようとしないといけないのか?強さに責任はあるのか?とは私個人の思想としてもフム…と思うところである…という話は過去すでに何回かしてるけども
それこそホウエンの強い人たち(ジムリーダー、チャンピオン)が、ホウエンのために!戦う!となってるのと、それをルビーくんに求めるのかっていうのと、そこから逃れて行こうとするルビーくんの存在が好きなんだけど
でも…私がホウエンに生きてる人間だったら、強さを持っているんだったらホウエンを守ってくれ!って思うだろうし、難しいね~…
ところでブーピッグのこと、私長らくブービックだと思ってたしブービックって言ってた そうですか
●MIMIのシーン
キツ過ぎる 何度読んでも
あ~あ~あ~
ミクリさんの叱責、ルビーくんが気絶していて聞こえてないって海パンは言うけど、P182ルビーくんの回想でバッチリ出てきてるから…聞こえてるんだよね
はあ~……
ここ言語化できない まだ
●ミクリさんの言葉
「Youが自分のことしか考えていないからだ‼」「そんな人間が、美しさの覇者になどなれるものか‼」
くるしい
これを経たルビーくんが、22巻で「本当の美しさとは心の美しさ」「誰かを愛し、想いやる心そのもの」って言うの、アンサーとしてすごく良いよね
「自分のことしか考えていない」と言われたルビーくんが、「誰かのことを想いやる(考える)心が美しさ」と結論付けるの ルビーくん…うつくしいよ…となる
●クスノキ館長
「こんなときにダイゴくんがいてくれたら……。彼とは……?」
クスノキ館長、ミクリさんのことは「ミクリさん」呼びなのにダイゴさんのことは「ダイゴくん」呼びである
ポケスペのダイゴさん、とっても頼りになるし強いのに「ダイゴくん」呼びされること多しで…キュート、そしてやはり若いのかな…!?となる
21歳説を引き続き私は推していきたいですね
でもこのセリフから、ホウエンで何かあった時、それこそ救助活動とかはダイゴさんガンガンに関わってたんだろうなと推察できて良い
「このダイゴが来たからには一人の犠牲者も出さん!」のセリフもそうだし、前々からそういう犠牲者が出るような現場に駆けつけてきていたのかな
なんか…ORASのトクサネの子どもの日照りの時のセリフ、「ダイゴさんなんとかしてよ…」が思い出されて、絶妙な気持ちになった
ORASの方が初出は後なんだけど、ダイゴさんって「なんとかしてくれる人」なんだろうな
そしてダイゴさんと連絡がとれないミクリさん(萌…)
書ききれない メッチャ時間かかる
一旦ここまで
ルビーくんの覚悟決める瞬間も好きなんだけど、またおいおい話すね…